心地よい空間を体に刻む
本日は個人的な備忘録。
直線に囲まれた空間、
機械で生産されたものに構成された空間に
知らず知らずあまりにも長時間さらされていたからなのか。
ガウディーより
ミース・ファンデル・ローエのバルセロナパビリオンのような
緊張感のある、そぎ落とされた空間が好きだったのに、
年齢を重ねたせいなのか。
有機的な空間に、
無意識に「心地よい」と体が反応した模様。
この夏、たまたまの偶然で、
村野藤吾先生の設計した
ザ・プリンス箱根と品川プリンス高輪に行く機会がありました。
(写真は、音楽祭で有名な「飛天」の天井。
天井がキラキラしているのはアコヤ貝が光を反射しているから。)
その昔、村野先生の設計した空間にたまたま馴染んでいたからなのか、
2度とも当初は村野先生の作品ということを忘れていたのに、
昔の居心地の良さが無意識に体のどこかに刻まれていたのか
ほっとした気持ちが先に湧きおこり、
「あ、そういえば村野藤吾先生の作品だったんだ。」
というかんじで気付いたのです。
今ほどCADやPCが発達していなかった頃、
この曲線をどうやって作りだしたのだろうか?と
じっくり見れば見るほど驚きが増すばかりで。
現場の職人さんも、随分と丹念に心意気のあるシゴトをしているなぁ、
今でもこんなシゴトをしてくれる職人さんはいるのかなあ、とも。
自分にとって「心地よい空間」というのは
無意識に体に刻まれていて、ちゃんと反応するものなんだなあ。
やはり、たくさんの空間を体験して体に刻んでおこう。
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