Definitely Maybe
公開日:
雑記
音楽って、
それを聴いていた時の自分のみならず
その時代、時代の空気みたいなものが一緒にまとわりついていて
その曲を聴くと、個人的な体験と同時に、
あの時・あの時代の空気感に一瞬にして呼び戻されるような、
不思議な力があります。
イギリスのロックバンド OASIS は
私にとって、まさにそういった音楽で、
「好き」という気持ちより先に、
ラジオをつけるとウンザリするほどOASISが流れていて
夜中、製図課題をドローイングしているときのお供は
必ずと言っていいほどOASISだったのです。
で、最終日の閉館直前に
オアシス展にふらりと立ち寄ってみたのです。
一番のお目当ては、
オアシスのデビュー・アルバム『Definitely Maybe』の
象徴的なアートワークの写真が撮影された、
リズム・ギタリストのポール・”ボーンヘッド”・アーサーズが
当時住んでいた自宅の居間を再現した展示。
サッカー選手ロドニー・マーシュの写真、
映画『続 夕陽のガンマン(The Good,the Bad and the Ugly)』
の一場面が移っているテレビ、
(ノエルの憧れの人のひとりである)バート・バカラックのポスター
などで構成された、ブリティッシュロックミュージシャンのリアルな部屋。
これが、OASISの原点であり、
レジェンドのはじまり。
世界的に大成功した彼らは、
もはやこんなキッチュな部屋とはかけ離れたところで
今は生活しているのだろうけど、
あの時代を映した大衆的なにおいのする
この部屋にある日常の空気感もまた、
あの時代を思い出させてくれたのでありました。
・・・おまけのおはなし
この展覧会の閉館後、
展覧会に居合わせた大勢の人達で
このDefinitely Maybeの部屋に入り、
『Don’t look back in anger』を大合唱したのでしたー
展覧会に行って、OASISを大勢と唄うことになろうとは、
いやはや、なんともサプライズなイベントとなりました!
超楽しかった―!
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