実家どうなってる?　①コミュニティー編

早いもので、今年も残すところもう１ヶ月半程度。

年末年始の帰省を考えている、特に長男長女のみなさま！

帰省の準備は、移動手段の確保とお土産だけですか？！

どのくらい頻繁に実家に戻られているのか
人それぞれだと思いますが、
向こう十年で実家に滞在するであろう日数って考えたことありますか？

実家を出てから何年経ちましたか？

お父さん・お母さんは、おいくつになられましたか？

知らないうちに、実家を取り巻く環境は変わっています。
ご両親も高齢になり、実家を出た頃の元気な両親とは違うはず。
近所にあったお店やご近所さんにも変化があるはずです。

たまにしか帰ってこない子供の前で
両親はあなたに心配をかけまいと気丈に振る舞っているかも知れません。
でも、確実に老いていっているのです。

さてはて、久しぶりに実家に帰るのなら、 少しずつ、
実家について、特に実家の将来について考えてみてはいかがでしょうか。

・・・ということで、
今日はまず、実家をとりまくコミュニティーについて考えてみたいと思います。

みなさんの実家のまわりに空家が増えてきたなあ、
と思ったことはありませんか？
今、全国的に空家が増加しているのです。
実家周辺の空家率は、こちらで調べられます。

首都圏近郊だったとしても、郊外の空家は増加の一途で
もはや地方に限らず、全国津々浦々、空家問題が発生しているのです。

さらに、Google　mapの航空写真やストリートビューを見て下さい。
あなたが実家を出た頃と、随分変わっていませんか？

まず、実家の周りがどのように変わったのか知っておいたほうがいいです。
もし、空家や老朽化した建物があるのなら、
その所有者については確認しておいたほうがいいです。

老朽化した隣家から台風などでモノが飛んできた、放火された、
不審者が浸入していた等思わぬアクシデントに巻き込まれる可能性があるのと、
近所の人も代替わりしてしまうと、連絡先が分からなくなったりしてしまうからです。

建物だけではありません。

ご両親がおつきあいするコミュニティーも変わっているはずです。

新しく地域のコミュニティーサークルに参加するようになった、
昔からのお友達が引っ越した・亡くなった、
いくつもの病院に通うことになった、
いつも行っていたお店屋さんが閉店してしまった、
等々、ご両親をとりまく人間関係も変わっているはずです。

実家に帰って、色々な話をしていく中で
ご両親が接している地域の人のことを知っておくと
イザというときに力になってくれたり、役だったりすることもあるでしょう。

また、実家に帰らなくても、
実家の地方自治体のサービスについても調べておくのもいいと思います。
ゴミの出し方から始まって、
介護福祉制度はどのようなサービスをしているか、
住宅関係の補助金（耐震や介護保険など）は目を通しておくと
ラッキーな情報があるかも知れません。
終活に関わるサービス（遺品整理等）の情報もあるのではないかと思います。

実家をどうするかなんて、
まだまだ先のこと、と思っていると思いますが
早い段階から予備知識を入れておいたり
両親が元気なうちに兄弟も含めて話し合う機会を持ったりしておくことが
いきなり襲いかかるかもしれない「実家問題」の
セーフティーネットになるかもしれません。

ちょっと重たい話ですが、
楽しみならが実家を観察してみてはいかがでしょうか？

「観察する」という意識を持つだけで、
色々なことが見えてくると思いますよ。

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