Less is More

ひょんなことから、
職場近くの住宅街にひっそりと佇む素敵なお蕎麦屋さんを知り、
さっそくランチに行ってみました。

このお蕎麦屋さん、お店の看板もメニューもない。

あるのは、上記写真の玄関灯のみ。
知らなければ、絶対にお蕎麦屋さんだと分からない外観なのです。
（京都祇園みたいやねえ。）

で、メニューはないので、お蕎麦１５０ｇか、２００ｇかだけ聞かれ
待つことしばし。

3種類のお蕎麦がひとつずつでてくるのですが、
石臼でひいた粗めのお蕎麦なので、お塩でいただくことをオススメされ
言われるがまま、お蕎麦を塩とワサビでいただきました。

すべてがシンプル。

シンプルなんだけど、お蕎麦に絶対の自信があるから
ここまで多くのものをそぎ落としても
知る人ぞ知る名店と成り得ているのでしょう。

本質をついているものって、
どんな世界でも非常にシンプルなんだなあと改めて思った次第。

建築の世界でいうと、近代建築の三大巨匠のひとり、
ミース・ファン・デル・ローエが提唱した、

LESS　IS　MORE　（より少ないことは、より豊かなこと）

に通ずるものを感じたのであります。

・・・あ、ちなみに、お蕎麦代は、８５０円でした。

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