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あこがれの「団地」展

公開日: まちづくり, 空家

oosanbashi
今日は用事があり、久しぶりに横浜へ。

にゃーんと!
自転車に乗る、綾瀬はるかさんを発見!
・・・と思ったら、ロケでした。
いやはや、やはり横浜は絵になる街ですね。

で、以前より気になっていた、 あこがれの「団地」展に行ってきました。

UR都市再生機構が、
団地の再生を積極的に展開していて おもしろいなあと思っています。

昭和の高度成長期に建てたれた「団地」は、
右肩上がりの日本の経済成長とともに大量に建設されました。

新しい憧れの暮らしの象徴でもあった「団地」ですが、
当時、同じような年齢のサラリーマンが大挙して入居したことで
現在は、居住者の高齢化・空家が問題となっています。

しかし、当時は、 「ダンチ族」と呼ばれたサラリーマンの新しいライフスタイル、
あこがれの団地の暮らしだったのです。

当時の「ダンチ族」の暮らしを観て思うのは、

「金太郎飴のような暮らし」。

「大量生産」「同質性」と言い換えてもいいでしょう。

家の間取りは、同じようなパターン。
住人は、郊外から都内に通う20~30代の地方出身のサラリーマン。
家族構成は、夫・妻・子供二人。
団地の子供たちは同じ学校に通い、同じ教育を受け、
夏休みでも、団地であるラジオ体操に出かける。
お父さんもお母さんも共働きなら、カギっ子。

高度成長期には、「みんなと同じ」暮らしができるということが
とても価値があったのでしょう。

そんな団地なのに、
今はUR都市整備機構が「カスタマイズ賃貸」をはじめとした
個性的な住空間として再生しようと試みていることがおもしろい。

今では、
昔の団地のような ゆったりとした敷地配置や緑豊かな植栽計画
なんていうのも貴重なものとなり
また、団地の良さが見直されているのだと思います。

 

 

 

あと数十年経てば、
『あこがれの「タワーマンション」展』なんてのが開催されて、
「あの頃は、タワーマンションに価値を見出して、億単位のお金を出して
個人が住宅を所有していたのねえ~、信じられないねえ~」
なんて時代が来るかもしれない。

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